2013年11月22日金曜日

浜松の渓流釣り No.2


天竜川水系水窪川支流 戸中川




* 時間、距離、標高はおおよそです
  画像をクリックすると拡大します *
  



峡谷の渓底深く蛇行する戸中川(とちゅうがわ)


  水窪ダムは水窪(みさくぼ)の町中から9km車で20分



水窪ダム


  堰堤を渡り、ダム湖右岸を上流に進むと1km程で
  戸中山林道への脇道があり、ここからダートになる



戸中山林道入り口

林道起点













  ここに「 林道 戸中山線 8769m 」と記された
  標示杭がある。
  ここからゲートまで9km程だからここが林道起点なのだろう



ダム湖から上流を見る


  林道起点から3km程で戸中川橋があり、林道は左岸に移る

  戸中川橋手前に砂利採取場がある

  この辺りが水窪ダム湖のバックウォーターだったのだろう




砂利採取場
戸中川橋












  戸中川橋の横(上流 右岸)に白倉川の有本取水堰からの放水口があった







  ダム堰堤手前に水窪漁協の立て看板があり
  これを見ると「有本の注水口上下100mが立ち入り禁止」とある
  戸中川橋付近は釣りどころか立ち入り禁止なのだろう






  戸中川本流の釣りは戸中川橋から500mほど上流の難波道橋からになる
  橋の少し先に車が1~2台駐車できるスペースがある
  ここからなら川降りも楽だ



難波道橋(なんばどうはし)



  ここから入渓すると、本流は明るく開けた河原を右へ左へと蛇行を繰り返し流れる
  所々に渕や深みがありそれを探りながら釣り上る









  蛇行はしているが流れ自体は単調で 釣趣にかける。
  河原歩きが、3kmほど続きウンザリするが 魚影はある







  やがて、町の史跡の長者屋敷跡が近付くと 渓相が良くなる


  長者屋敷跡と宝篋印塔




  鹿除けネットに囲まれ植林された林の中に祠におさめられた宝篋印塔がある



宝篋印塔(ほうきょういんとう)



  辺りを見回しても長者屋敷らしき
  痕跡は皆無だが
  横を流れる沢に僅かに石積みがみられる




奈良代沢へ掛かる吊り橋


奈良代沢(ならしろさわ)



  長者屋敷跡から500mほど釣り上ると右岸に奈良代沢が流れ込み吊り橋がある



吊り橋 下の流れが奈良代沢


林道から斜めに降りる道があり
その先が空き地になっている
空き地の先から対岸に吊り橋が架かる




  吊り橋の手前あたりから両岸が立ち上がって狭まり廊下状になる  
  この狭間が1km以上続く出口付近は渓相も良い



こんな狭間が続く


  やがて赤崩橋が見えてくると渓は明るく開けて渓相が変わる



赤崩橋(あかくずれはし)



  長者屋敷跡から赤崩橋の間は2km程でこの間が
  戸中川本流のメインストリートだ

  難波道橋から赤崩橋の間で川に降りられるのは
  長者屋敷跡の沢沿いに降りるか
  奈良代沢の吊り橋のところから降りるぐらいしかない






  私が初めてこの狭間に入渓したとき、数日前に雨が降り
  わずかに増水していただけだが
  水勢が強く前に進めず遡行を断念した






  増水すればベテランの方でも相当手こずるだろう






  赤崩橋から300mほどで左岸から深沢が流れ込む



深沢橋


  深沢橋の横には平野社団の作業小屋がある
  この辺りは平野社団所有の民有林なのだろう



平野社団の作業小屋


  深沢橋から1km程でゲート
  ゲートの先に戸中川本流最初で最後の堰堤がある
  この堰堤に東俣沢と西俣沢が流れ落ちる



ゲート 
ダムからゲートまで車で30分


  堰堤下にはプールがありダム湖から遡上してきた大物の溜まり場だった

  2008年に堰堤の改修工事が行われて、プールが埋め立てられてしまったが
  堰堤下に大きな石が積み上げられて、その石の間に大物が潜んでいた






  その石もおおかた流されてしまったが

  時期と降雨のタイミングさえ合えば思わぬ釣りができる


ゲート先の堰堤
奥の流れが西俣沢からの流れ
手前が東俣沢からの流れ
水量は東俣沢のほうが多い


  赤崩橋からゲート先の堰堤までは所々に底石も入って変化はあるが
  流れ自体は単調だ

  本流はアマゴとイワナが混生していて、外道でウグイが釣れた

  水窪ダムの標高が500m、ゲートが600m
  ダムからゲートまでが10km、流れは穏やかだ



堰堤下で出た泣き尺



  ゲートは黒法師、不動、丸盆岳等2000m級南アルプスへの入り口で
  ゲートで合う登山者によると黒法師岳山頂にある測量用の杭のしるしが珍しくて
  日本中から登山者が訪れるそうだ
  5月の連休にはゲートの前には数十台の車が並ぶ







  戸中山林道は絶えず崩落や崖崩れがあり林道の走行は注意が必要だ

  崩壊して林道をふさぐ大量の土砂や岩をみて
  あの下敷きになっていたらと考えると恐ろしい
  大きな事故がないのが不思議なくらいだ

  私は車のドァを落石でへこませ修理代がン万円かかった



ワル


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   * 最後まで付き合ってもらい ありがとうございます
     戸中川釣行に少しは役に立つでしょうか?

     渓流は危険がいっぱいです
     たかがサカナ 安全に釣りをしましょう

     渓流は絶えず変化しています
     当方の情報が最新で、すべて正しいとは限りません

     事故等につきましては当方は一切責任を負いません 
     自己責任でお願いします  *


グッドラック!





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  戸中川は山王峡のしらかば荘下流で水窪川本流に合流するが、
  1km程上流にある水窪ダムで取水され、
  水流が全くないから戸中川の渓口に気付かず通り過ぎてしまう。


手前の流れが水窪川本流
奥が戸中川

  水窪ダムの堰堤を渡った対岸に
  ダム工事で亡くなられた方の慰霊碑がある。

  労働災害に厳しい今では考えられないが
  20名もの方が亡くなられている
  それだけ難工事だったのだろう。

いつも花が絶えることがない




  慰霊碑横には、ダム建設で湖底に沈んでしまった、
  33軒の集落を絵地図にした看板がある。

  人々が故郷を偲んで、栃生会という集まりをしてきたのだが、
  高齢化が進み何年か前に解散したそうだ。




   ダム湖の右岸を行き湖面を見ると、ダム湖が上流から押し寄せた
   大量の土砂や流木で埋め尽くされている。
   戸中川橋の手前に砂利採取場があるが、川床が上がり
   パイルや土嚢で土砂や水の浸入を防ごうとしているが
   今後大水が出れば水没してしまいそうだ。



大雨後のダム湖


  白倉川の有本の取水堰で取水された水は
  戸中川橋横の放水口から放水される

     この画像は、私が戸中川に釣行しだした頃の放水口の写真だが、
     川床が上がり埋没して跡形もない。
     有本の取水堰も解放されたままだ。

   * 2014年に入渓したら掘り起こされ放水も再開されていた
        しかし埋没したままだ *


1m以上川床が上がってしまった

  ダム堰堤から見る湖は満々と水を貯めているように見えるが
  正面、右から流れ込むミテラ沢の源流部はスーパー林道に突き上げる
  その源流部も崩壊していて、そこからの流入も多い
  ダム湖のほとんどがおびただしい量の土砂で埋め尽くされて

  水窪ダムは危機的状況にあると思うのだが・・・・・




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